SSブログ

東京ミュージアムぐるっとパス [芸術]

2020年版は2200円。一部休館中の施設や、事前予約が必要な施設もありますが、ほぼほぼ利用できるようになってきたので10月13日から使用開始しました。有効期限は12月12日までとなります。

初日は新橋エリアへ。パナソニック汐留美術館で、分離派建築会100年展を訪れました。写真や模型での展示ですが、京都帝国大学楽友会館と京都帝国大学農学部正門の写真展示もありました。いずれも現存しているので在学中も存在していたわけですが、楽友会館は学生には敷居が高くて、学科のイベントで一度だけ招待されたようなあやふやな記憶が。1998年に国の登録有形文化財に指定、2010年に改装されていますが、いずれも卒業してから随分と経っているので、当時はさほど貴重さが実感できていませんでした。レストランがあり、ランチは1000円程度で食べられるようなので機会があれば訪れてみましょう。
京都大学HPより:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/rakuyu/
農学部正門は、百万遍交差点からは南門より遠い位置にあるので、在学中も通ることは少なかったと思います。とはいえ数十回は通っているはずです。住んでいたのが御蔭通り沿い(恐ろしいことに当時のアパートがそのまま現役)でしたから、北門を利用することが多かったような。単なる門(守衛室付き)なので意識したことは全くありませんでしたし、よもや戦前の建造物とは思ってもみませんでした。
京都大学HPより北部構内マップ:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_n.html

展覧会では思いもよらない遭遇があるものです。

ぐるっとパスとは関係ありませんが、旧新橋停車場鉄道歴史資料館で開催中の走るレストラン~食堂車の物語~へ。こちらは入場無料ですが、時として興味深い企画展が開催されています。
食堂車の歴史に関する企画展で、私が食堂車を利用していた1980~1995年頃の展示がなかったのが残念ですが、1972年の寝台特急あさかぜ下関行きの食堂車の東京→下関の映像が興味深かったです。来年2月7日までの企画展で入場無料ですから、ご興味のある方は是非。

汐留のつるまるうどんでランチ。フジオフードの株主優待券です。

そのまま浜離宮庭園へ。今は都営の庭園ですが、江戸時代は将軍家の別邸でした。広々として雑木林や中の島に茶屋がある潮入の池があり、鴨場も2つ残されています。茶屋では抹茶もいただけます。(和菓子付きで850円)
海にも面していて、園内にも乗り場がある水上バスが出入りしたり海上保安庁の小型船舶が入ってきたりしています。ベンチが並んでいるので、海を眺めながらため込んでいた日記を書いていました。船以外にも水鳥が海に潜ったり、魚が跳ねたりと何かと賑やかです。お花畑ではコスモスが咲き始めていました。2時間近く滞在して徒歩15分ほどの芝離宮庭園へ移動します。途中の銀杏並木で銀杏を10個ばかり拾いました。洗って干してから炒って秋の味覚を楽しみましょう。

芝離宮庭園は江戸時代初期に当時の小田原藩主大久保氏の屋敷が起源で明治時代に有栖川宮家邸を経て芝離宮に。かつての潮入の池は周囲の埋め立てにより、淡水化。浜離宮庭園よりもこじんまりとして四方を高層ビルに囲まれた少し閉塞感を感じてしまう庭園です。池の水の管理も浜離宮庭園と比べると劣っています。ただ、誰でも時間貸しで利用できる弓道場があるのが特筆すべき事項でしょう。
閉園時刻を30分残して16時30分に出ました。

本日は800円+400円(両庭園セット券)で1200円分回収できました。



nice!(0)  コメント(0)