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奈良国立博物館 お水取り特別講座 [芸術]

春の風物詩、東大寺の「お水取り」、テレビなどで見たことはありますが、詳細は知りません。
2月8日(土)、奈良国立博物館主催のお水取り特別講座を受講してきました。

きっかけは奈良国立博物館のHPでの案内。1月7日午前11時からHPでの受付開始、先着40名とのことで、スマホを持たない私は、札幌のネットカフェから申し込みました。11時にスタンバイして手続したのに申込番号は15番。ぼーっとしていたら危ないところでした。

2月6日(木)
この日は移動日。交通費節約でバスタ新宿から高速バス昼行便で京都駅へ。クーポンなど使って3960円でした。関西在住の友人と六角通富小路の最近流行りの立ち呑みのお店へ。この日はユニゾ京都烏丸四条に株主優待で1040円で宿泊しました。

2月7日(金) 
チェックアウト後、烏丸通のコメダ珈琲店で朝食。株主優待を使ったので無料です。10時に京都国立博物館で、宇治在住の大学の同級生と待ち合わせ。2時間余りかけてひととおり見学しました。 京都駅地下街のシジャンで韓国料理のランチ。こちらは元気寿司の株主優待券を使いました。
同級生とは京都駅で別れて、近鉄で奈良へ移動。株主優待乗車券がありますが、この距離で使うのはもったいないのでsuicaで乗車しました。
JR奈良駅前のホテルにチェックインしてから、奈良国立博物館へ。お気に入りのなら仏像館を見てから、新館のお水取り特別陳列へ。翌日の予習です。
東大寺二月堂のお水取りは、正式には修二会(十一面悔過法)。天平勝宝4年(西暦752年)から令和に至るまで1260年以上の間、一度も欠かすことなく太陰暦の二月に執り行われてきた伝統行事です。
(参考)奈良国立博物館HP
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2020toku/omizutori/2020omizutori_index.html
この日は20時までの夜間会館。19時過ぎまでじっくり見学しました。

木造建築物の中で松明の火の粉をまき散らすという大変危険な行事で、江戸時代寛文7年(西暦1667年)には実際に失火により二月堂が全焼、絶対秘仏の本尊十一面観音菩薩像2体(大観音及び小観音)も被災しましたが、金銅仏であったことで焼失は免れて補修して翌年従前の規模・様式で二月堂が再建された際に収められたとのこと。この時に破損した大観音の光背残片(明治34年重要文化財指定)が、なら仏像館に展示されています。現存する二月堂はこの時に再建されたもので国宝に指定されています。
国宝に指定されている木造建造物内で大きな松明が振り回されるという異例の行事ともいえます。

この日の夕食は、JR奈良駅前の松のや。松屋フーズの株主優待券で。

2月8日(土)
10時に奈良国立博物館へ。十一面観音菩薩像光背とお水取り特別陳列を見て最後の予習を済ませました。マクドナルドの株主優待券でランチを済ませ、12時に講堂で受付開始。この際に博物館のチケットが必要ですが、私は国立博物館メンバーズパス(年間パスポート)があるので実質無料。
12時30分から特別講座。最初は東大寺長老による講話。ご自身の体験も踏まえて興味深いお話をいただきました。30分ほどのお水取りの解説映像を見てから、展示室へ移動して、学芸員の解説付き展示見学。
15時に東大寺二月堂へ移動。東大寺は何度となく訪れていますが二月堂は初めてです。博物館からは徒歩10分余り。最初に東大寺を開山したした良弁僧正像を祀った開山堂へ。普段は閉ざされた扉を特別に開け、参拝させていただきました。
閼伽井屋と湯屋を外側から見学。一般公開されていない食堂(修二会の期間中に練行衆が食事をとられる場所)の中も見学できました。
最後に二月堂へ。こちらも通常は入ることができない内陣手前の礼堂に正座し焼香もさせていただきました。
16時過ぎに終了。博物館に戻ると17時近くになっていました。
総じて通常では立ち入れない場所に臨場し、お水取りを体感できる素晴らしいイベントでした。来年も受講したいものです。

大阪へ移動し、在住の友人夫妻とフジオ軒で夕食。フジオフードサービスの株主優待券が役立ちました。この日は友人宅にお泊り。

2月9日(日)
高速バス昼行便で大阪から池袋へ。こちらも4000円。

京都も奈良も観光客が少なくて過ごしやすかったです。
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omachi

あなたの知らない日本史をどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
by omachi (2020-03-18 18:16) 

らしゃーぬ


ご紹介ありがとうございます。数分で走り読みしました。帝紀が現存していればまた知らない歴史があったのかもしれません。
私は、こと天平時代ファンですが、興福寺や東大寺はこの時代とも深い関りがありますね。
先日、相田みつを美術館で、無著菩薩立像の写真を見て感動しましたが、興福寺北円堂弥勒如来像の脇にいらっしゃる。これもなにかのご縁かもしれません。
http://www.kohfukuji.com/property/cultural/111.html
by らしゃーぬ (2020-03-20 02:37) 

らしゃーぬ

2020年10月 北円堂特別開扉に合わせて興福寺北円堂を訪れました。弥勒如来、法苑林菩薩、大妙相菩薩、世親菩薩、無著菩薩、四天王を拝観しました。
by らしゃーぬ (2020-11-04 02:34) 

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