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困惑 [タロット占い]

お仕事についての占いを依頼されました。
お話を聞いていても、伝わってくる雰囲気からも、よい結果は望めそうもない雰囲気。
カードを並べてみると…

①現在の状況 【力】(逆位置)
②その原因 【吊るされた男】
③理想 【隠者】(正位置)
④本音 【法王】(逆位置)
⑤過去 【節制】(逆位置)
⑥未来 【審判】(正位置)
⑦おかれている立場 【魔術師】(逆位置)
⑧周囲 【塔】(逆位置)
⑨能力・性格 【戦車】(正位置)
⑩最終結果 【正義】(正位置)

確かに過去から現状にかけては、ほとんどがネガティブカード。
職場を表す⑧周囲も 【塔】(逆位置)で、かなり悪い状況を示すカード。

一方で、⑥将来、⑨能力・性格 ⑩最終結果は 須らくポジティブカード。

カードの意味をそのままつないでいけば、過去から現在において悪い状況にあるものの、何かのきっかけで事態は徐々に好転。 最終的には、自らの望む道と職業が両立する。

占い師の直感では、どうもそのようにはなりそうにない雰囲気を感じ取るので、どのようにお答えすべきか困惑してしまいました。

その場では、正直に状況を説明して、後日改めて解釈をお伝えすることにしました。

じっくり再考察した結果は…

①と⑦は、ほとんど同じ意味で、無気力・スランプ・優柔不断。 仕事に関しては、浮き沈みはなく、常にネガティブな気持ちになっている深刻な状態を表しています。
②は、この場合妥協や抑制の意味。 望んでいない状況にあるにもかかわらず、我慢しているということ。これではストレスが溜まってしまう一方ですね。
③は、思いやりや思慮深さの意味、④は、この場合は逃避と見るのが妥当でしょう。
お客さまや同僚など関係者への思いやりを含めてあれこれと考えた上で仕事に臨みたいという理想はあるもののきちんと考えたうえでの、面倒くささや気疲れから現実逃避したいというのが本音。

⑤は、浪費・無駄・消耗・生活の乱れなどの意味があります。 無理なお仕事で身体を壊しかねない状況を続けていたということ。その結果、生活が不規則になってしまったこともあったでしょう。

ここまでは解釈上、何の問題もありません。


⑥は、ゆるやかながら状況が好転することを暗示。 きっかけはわかりませんが、何らかの理由で仕事が上手く回るようになりそうです。

⑧は、危機的状況や誤解という意味。 職場(同僚・上司)から誤解されているか、誤解している可能性があります。 もしくは、突然の異動か会社の倒産・解散などがあるかもしれません。

⑨は、勝利・成功の他に独立解散といった意味もあります。 仕事が順調に行くと取るべきか、新しく自分で仕事を始めると理解すべきか悩みどころ。 その場合は、独りでもできる芸術系や弁護士などのお仕事になるでしょう。

⑩は、公明正大・客観的・誠意・両立などの意味があります。

⑧~⑩をまとめると、2通りの解釈にまとめられます。
ひとつは、抑えていた自己主張をきちんとすることによって、職場での誤解を解消され、仕事がスムースに行くようになるということ。⑨の戦車(正位置)を重く見るならこちら。

もうひとつは、職場で何らかのアクシデントが発生し、転職を余儀なくされて、新しい仕事が順調に行き、自身の趣味と両立ができるということ。 もしくは、自分の好きなことを仕事することができるということ。 最終カードの正義(正位置)を重く見るのなら、こちら。

いずれにしても現状を変える必要がありそうです。 自らの意志で変えるのか、他者要因によって変わらざるを得なくなるのか、本人の気持ち次第ですね。

タロット占い【女教皇】 [タロット占い]

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大アルカナ2番のカード、一般的には【女教皇】ですが、私が使っているスペイン製のカードは【LA CONSULTANTE】となっています。 
1番の魔術師が【EL CONSULTANTE】ですから、訳すと【女魔術師】ということになります。

添付の解説書によると、カードの意味は
正位置で、知恵、洞察力、優しさ、慎重さ、宗教的な感性、他の人の人生を導く能力を持つ直感的な女性。 愛情より友情。

逆位置では、弱さ、転職、病気、受動的、負担、不寛容、愚かな、味気ない、臆病な女性。

などの意味がありますから、一般的な【女教皇】と近い内容です。

という訳で、このカードが出た場合は、【女教皇】として説明するようにしています。


先日、恋愛に関する案件を占っていた時、
⑧対象の状態に【力】逆位置 
⑨本人の能力・性格に【魔術師】正位置
⑩最終結果に【女魔術師】逆位置
が出ました。

⑧は、前回占った時と全く同じカードですから、恋愛対象とされている方が、現在も何らかのダメージを受けている状態にあることがわかります。 例えば失恋の痛みを引きずっているとか…

残りの2枚ですが、占い師の直感として、【魔術師】の方が影響力が強いとみました。 要は、依頼者の恋愛センス・テクニックが優れているということ。

よって最終結果の【女魔術師】逆位置は、味気ない もしくは臆病な女性の意味合い。
彼女が異性とおつきあいすることに、嫌悪感とまではいかなくとも、積極的な気持ちになれない。
または、依頼者が実際に彼女と付き合ってみたら、期待したほどのときめきが感じられなかった。
両方の意味をくみ取ると、彼女がその気になれないから、中途半端な状態になってしまう。という解釈もできます。

いずれにしても、相思相愛のハッピーエンドには、少し時間がかかりそうです。

とはいえ、目標達成のためには、焦らずに、地道にこつこつと少しずつ努力を重ねていくしかありません。
能力はあるはずですから。

占い師は人気者? [タロット占い]

金曜日の夜、新宿2丁目の変わったお店に行きましょうと知人に連れていってもらいました。
気楽にのんびりお酒をいただくつもりで…

お店の方から、
「どんなお仕事しているんですか?」

正直に
「占い師」

少しやり取りがあって、急遽ワンコイン占いをすることになりました。

結局6人占いました。 お一人占うと、私も!私も!状態に。 タロット占い師、思いの外人気者です。
私が言うのもなんですが、このレベルの占いを500円でみてもらえるのは、破格の安値かと…
ワンコインでも懇切丁寧に占いますから。
二丁目のお店のお客様ですから、案件もかなりイレギュラー。占い師としても言葉を選びます。

飲みに行ったつもりが、結局お仕事することに。気分転換にはなりませんでした。

途中、突然TV取材が。 12月の金曜日の深夜、TBSテレビでちらっと映るかもしれません。

占い師として悩むこと [タロット占い]

占い師をしていて悩むのは、悪いカードが出た時の説明の仕方です。

私が使っているケルト十字展開法は10枚のカードを並べていくので、すべからく悪いカードが並ぶことは滅多にないのですが、時にはそのようなことも起こります。
そこまでいかなくても、重要な ⑨本人の能力・性格 と ⑩最終結論 に 【塔】 【死神】(正位置) 【世界】(逆位置) 【星】(逆位置) などが並んでしまうと、このままではうまくいかないんでしょうね… と自分事のように心配してしまいます。 所詮占いだから…といい加減な気持ちで占っているわけではなく、お金をいただいて占っている以上、お客様に安心していただきたいと思うのですが、カードの意味を曲げてまで説明することはできないので、他のカードから問題解決のヒントを探して、アドバイスをしたり。 結構気を遣うお仕事です。 限られた時間の中で、キーワードを探し当てて、適切な言葉でお伝えすることってとても疲れる作業なんです。

それでもどうしようもない時は、例えばお仕事に関する案件であれば、『今のままでは如何ともしがたいので、働くことの意義から根本的に考え直してみてください。』とお話ししたりします。

私が占うのは、今の状態を続けた場合の今後の展開。 ご本人が自分の意志で何かを変えれば運勢も変わる。 そういう思いで占っています。
いいカードが並んだ時は、現状維持をおすすめ。 

2回目以降の方は、前回のカードの並びとも比較できるので、より丁寧な説明をして差し上げることもできます。

初対面の場合は、占い師の方も緊張するもの。 昨日のチャリティー占いは、初対面の方に対して15分弱の短い時間で10枚のカードを読み解かなければならなかったので大変でした。 皆さんが考えている以上に占い師って疲れるお仕事なんです。

チャリティー占い [タロット占い]

19日土曜日、とあるオフ会に。
タロット占いのお客様が主催されるということでお声をかけていただきました。
会場の片隅で、タロット占いをさせていただくことに。


お店では30分かけて占いますが、今回はなるべく多くの方に… ということで15分程度500円の設定に。
次から次へと13人の方がいらっしゃいました。 恋愛のこと、お仕事のこと、その他のこと。
意外に人見知りするところもある私なので、タロット占いのおかげで多くの方とお話しできてよかったです。
集まった6,500円は伊豆大島の災害義捐金にさせていただきます。

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アフターサービス [タロット占い]

昨日は、お客様が2組。 1組目は整体のお客様とそのお連れの方。 相方が整体の施術中、退屈しのぎにとタロットカードのお話をしていました。
小アルカナはトランプとよく似ていること、大アルカナは22枚あって正位置と逆位置で意味が違うこと、ケルト十字展開法の占いの進め方などなど。
特に、占いをお勧めしたわけではなかったのですが、お話を聞いていらっしゃるうちに興味津々という表情をされたので、
「うちは、ドリンク付き1500円と格安料金ですから、試しにいかがですか?」
とお声をかけたところ、お仕事について占って差し上げることになりました。
私って、意外に営業センスがあるのかも?(笑)

占いが終わって、おしゃべりしていると(一般の占い屋さんと違ってラウンジスタイルなので、占いが終わってからも時間がある時には気軽にお話しとかしています。)、
もう一人お客様が来店。

先月2度占って差し上げた方。 今日は整体でいらしたとか。 整体もドリンク付きなので、飲み物をお出しして整体の先生の準備が整うまで、あれこれおしゃべり。

整体が終わったところで、ラウンジに戻ってこられて私に対してひとこと。
先日占った案件の経過報告。
占った結果とは違った展開になってました。
「確か、年末、せめてクリスマスあたりまでは動かない方がいいとお話ししましたよね。」と私。
「自分では動かなかったけれど、周りにかき回されてしまいました。」とお客様。
「それは私としても想定外。いいわ、サービスで修復方法を占ってあげる。」

ということで、対処法について占って差し上げました。 世にも珍しいアフターサービス付のタロット占いです。

【太陽】と【月】 [タロット占い]

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占い師のお仕事、1週間お休みをいただいて、リフレッシュしてきました。
火曜日から職場復帰?したわけですが、火曜日に2人、水曜日に3人占いました。

水曜日に占った方々は、三者三様。それぞれの方のキャラを表すカードが並べられました。
その中のお一方、①現在の状況に【太陽】正位置。その上に横向きに重ねて置く②その原因が【月】。
数百回、いや千回以上占っていますが、この並びは記憶にありません。 太陽の前に月が重なる。 まさに皆既日食状態。 
しかも、その下に置いた④本音が【星】正位置。 私が使っているカードの絵柄は、彗星になっています。
皆既日食も彗星の出現もめったやたらに起こることではありません。
カードの意味を読み解く以前に、何やら得体のしれないパワー・影響力を察しました。

以前にも書きましたが、タロットカードの大アルカナ22枚のうち、天体を表すカードは、17番【星】・18番【月】・19番【太陽】の3枚だけ。 ケルト十字展開法で並べられる10枚に、この3枚が同時に含まれることも珍しいのですが、【太陽】と【月】が重なり、その下に置かれたカードが【星】で、全て正位置での解釈というのは、天文学的な確率かと… 
実際は約4万分の1の確率ですけど、カードに見慣れた占い師の私でもドッキリする並びです。

19番の【太陽】のキーワードは『生命』
正位置では、成長、発展、誕生などの意味が、
逆位置では、停滞や衰退の意味があります。
私が使っているカードは、ケースの蓋に描かれている重要なカード。 永遠の命を示す蛇が描かれています。

18番の【月】のキーワードは『不安』
正位置では、先行き不透明、不安定、現実逃避などの意味が、
逆位置では、不安解消、問題のない失敗、過去からの脱却などの意味があります。
月のカードには必ず池などの水が描かれていて、そこには蟹やザリガニといった甲殻類の生物が描かれているといったルールがあります。
オリジナルに近いカードには、2本の柱が立っていて2匹の犬が向かい合っているというルールも。
それぞれに何かしらの意味があるのでしょうが、私はまだ完全には理解しきれていません。
2本の柱には、現在と過去、蟹は人間の意志には従わないという意味があるのだとか…
タロットカードは本当に奥が深いです。

タロットカード占い【愚者】 [タロット占い]

130906_2311~01.jpg金曜日のパーティーの中で、お二人だけタロット占いを。
お一人はお仕事に関して、もう一人は恋愛について。
恋愛についての方は、ブログでの補足解説をご希望されたので、以下にご紹介します。

思いを寄せる方に関して、ある決心をしてきたところだけど、今後の展開は?というご相談。
具体的な情報をいただければ、お答えも具体的になりますけど… とお話したところ、
情報なしの状態での占いをお願いします。 とのことでした。


①現在の状況     【力】正位置
②その理由       【隠者】
③理想          【恋人】正位置
④本音          【女帝】正位置
⑤過去          【死神】正位置
⑥将来          【太陽】正位置
⑦置かれている立場 【星】逆位置
⑧周囲          【女教皇】逆位置
⑨能力・性格      【愚者】逆位置
⑩最終結果       【塔】逆位置

まず、全体を見渡して気になるのは、【恋人】・【太陽】などのポジティブカードと【星】逆位置・【塔】逆位置などのネガティブカードの混在。 特に①現在の状況と⑦置かれている立場のギャップの大きさから本人の不安定な気持ちが読み取れます。
⑨能力・性格の【愚者】逆位置が気になりました。

順を追って見ていきましょう。
①現在の状況 【力】正位置 ②その理由 【隠者】 から、今回の決心は、熟考を重ねた上での強い意志ということがわかります。

③理想 【恋人】正位置 から、相手への想いの強さが伝わってきます。

④本音 【女帝】正位置 から読み取れるのはは、一緒になりたいという強い気持ち。

⑤過去 【死神】正位置 から、今回の決心に際して、捨てるべきものは捨ててきたという覚悟が伝わってきます。

⑥将来 【太陽】正位置 は、今回の決心が間違っていないことを示しています。

⑦おかれている立場 【星】逆位置 は、 重大な決心を強い意志をもってしたつもりでも、うまくいかないのでは? という不安が伴っている様子が読み取れます。

⑧周囲 【女教皇】逆位置 は、恋愛対象となっている方が現在、色々な問題を抱えていて精神的に弱っている状態を暗示。 こんな状態では、気持ちを伝えようとしても、きちんと受け止める余裕はなさそうです。

⑨能力・性格 【愚者】逆位置。 【愚者】は、正位置では天真爛漫・自由奔放・夢追い人・怖いもの知らず など若さを象徴するような意味を持つカード。可能性を秘めた思いの外、重みのあるカードです。
逆位置では、落ちこぼれ・判断力低下・病気・軽率・非現実的・無謀・無責任 等の意味があります。
この場合は、状況判断を誤って、想いを伝える時期を見誤る可能性が高いということ。

⑩最終結論 【塔】逆位置 は、逼迫した状態や誤解という意味があります。 自分の気持ちが強いばかりに事を急ぐと誤解を生じて、正しい想いを伝えることができないということ。

まとめとして、決心の内容は正しいものの、相手の方が現在精神的に追い込まれていて平常心ではないので、回復して安定するまで行動を起こすのは待つ事が必要。 決して急がないこと。 とお話ししました。




タロットカード占い【死神】 [タロット占い]

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リニューアルされたお店での占いも今日で4日目。 2人の女性を占いました。

占いを始める前に、22枚の大アルカナカードを確認して、何気に10枚を並べてカードのご機嫌伺いをするのを日課にしています。
今日は、なんとなく荒れそうな雰囲気。 こんな日は、重要な位置にネガティブカードがよく出ます。

案の定、お一人目の最後のカードは【塔】正位置。お二人目の最後のカードは【死神】逆位置でした。
ただし、占いは10枚のカードすべてを使って見ますから必ずしも最悪の結果とは限りませんし、【死神】逆位置は、案件によってはポジティブカードとなります。

不吉なカード【塔】については、先日解説しましたから、今日は【死神】について。

西洋では不吉とされる数字13。 大アルカナ13番目のカードが【死神】です。 普通のカードは、番号とカード名が記されていますが、私が使っているカードを含めて、【死神】のカードには、番号だけが記されていることが多いです。 それだけ不吉な言葉なんでしょうね。
カードのデザインは、骸骨姿の死神が大きな鎌を持っているというのが一般的。 


キーワードは『終末』で、物事の終わりを暗示します。

正位置では、
死、消滅、破綻、失業、人間関係の崩壊、人格の喪失、突然の変化の他に精神の昇華という意味があります。
一般的にはネガティブカードですが、他のカードとの関係によっては、悪いことが終わって事態が好転するポジティブな解釈をする場合もあります。

逆位置では、
再生、心機一転、新展開といったポジティブな解釈が一般的ですが、解説書によっては、悲観、無駄な仕事、救出困難なアクシデント、僅かな状況の変化といったネガティブカードとしているものもあります。
私は、原則としてポジティブな解釈をするようにしています。





タロットカード 【節制】 [タロット占い]

日曜日の夜に、4人ほど占ってきました。 いつもと同じケルト十字展開法。
その中のおひとりで、恋愛についての占い結果。

10枚目の最終結果は、【女教皇】正位置でしたが、9枚目の本人の性格・能力の【節制】逆位置が気になりました。
占い師の感といいましょうか、最終結果以外のカードでも、なぜか気にかかるカードが時としてあります。

大アルカナ14番のカード【節制】、先日解説した【審判】と同様、抽象的でカードの意味を読み取るのが難しい1枚。
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キーワードは『浄化』。
正位置では、調和、問題解決、献身、悪を駆逐など
逆位置では、無駄、浪費、消耗、生活の乱れ、精神疾患など
それぞれの意味を持ちます。

ケルト十字展開法では、各々のもつカードの意味だけではなく、並べられた10枚のカードの相互作用・相関関係も考慮する必要があります。 そうしないと、単なるパッチワーク占いになってしまいますから。

今回の10枚のカードは、
①現在の状況 【世界】逆位置
②その理由  【女帝】
③理想     【吊るされた男】正位置
④本音     【太陽】正位置
⑤過去     【星】正位置
⑥将来     【運命の輪】正位置
⑦置かれている立場 【力】逆位置
⑧周囲の状況 【月】逆位置
⑨本人の能力・性格 【節制】逆位置
⑩最終結論  【女教皇】正位置

大アルカナ22枚のうち、天体を表しているのは、17番【星】と18番【月】と19番【太陽】の3枚。
女性を表しているカードは、2番【女教皇】と3番【女帝】。
私が使っているカードで、女性単独で描かれているのが【女教皇】と【女帝】の他に14番【節制】と17番【星】の4枚。
これらの6枚のカード全てと10番【運命の輪】の正位置。特別なカードの組み合わせと感じました。

具体的に見ていきましょう。

現在の状況【世界】逆位置と置かれている立場【力】逆位置とどちらもネガティブカードですから、依頼人の彼女に対する心理がぶれていないことがわかります。
【世界】逆位置は、一見悪いカードのように見えますが、その原因が【女帝】で結婚や家庭を表すカードですから、結婚という最終ゴールイメージを持っていながら、そこまで到達していないという現状を表しているわけで、悪い状況とは言えません。
【力】(逆位置)からは、強引に押し切ろうとはしない謙虚な姿勢が見えてきます。弱気という言い方もできますね。

理想の【吊るされた男】正位置で、2人の関係がより明確に。 彼女に尽くしたい、彼女を幸せにするために犠牲はいとわない かなり惚れ込んでいるご様子。
本音の【太陽】正位置は、彼女への想いが自分の生きる力につながっているということ。 ある意味、お幸せな方です。

過去の【星】正位置は、知り合った当初の状況から比べると、その後彼女との距離感が縮まっているということ。高嶺の花が手の届くようになったということでしょう。

将来の【運命の輪】正位置は、運命的な出会い(少なくとも本人はそう思っている)ということ、相性は悪くないし、運が味方してるとも言えます。

彼女を説明する【月】逆位置は不安の解消という意味。 依頼者である彼のことをぼんやりとしか見えていなかったものがはっきりと見えるようになってきた変化を暗示。 脈ありですね。

ここで、気になる一枚が【節制】逆位置。 どう読み取るのか迷いましたが、彼女に対して必要以上のアプローチをかけてしまって無駄になるリスクあり。 としました。  気の遣い過ぎというところですね。

最終結論はキーワードが『知恵』である【女教皇】正位置。恋愛ではプラトニックな関係を表します。 お互いの心の機微を察しあう素敵な関係になりそうです。
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