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服飾博物館 [芸術]

以前のようにぐるっとパスで2か月間に50ヵ所以上回ることはやめ、10月14日は休養日にして、10月15日(木)歩いて行ける新宿エリアの施設を2か所訪れました。

14時過ぎに自宅を出て新宿までお散歩。磯丸水産でいつものお刺身定食。この時間になると空いているので安心です。同じ磯丸水産でもお店によってお刺身4点盛りの種類や小鉢の内容が違うので面白いです。この日の新宿南口店は、鮪2種類と鯛と鰤でした。小鉢はコロッケとマカロニサラダ。SFPホールディングスの来月末期限の株主優待券まだ6000円残っています。

徒歩数分で服飾博物館。学校法人文化学園が母体の博物館で常設展示はなく、年に何度か企画展が開催されます。現在は10月2日~12月18日の会期で世界の藍。藍染の衣装のほかに藍に関する基本知識の展示もあって勉強になりました。日曜日休館は知っていましたが、現在は祝日を除く火木金土曜日のみの開館です。知らずに訪れましたが木曜日で助かりました。

日本で藍染に使われるのはタデ科の一年生植物の蓼藍ですが、東南アジアではマメ科の低木である台湾駒繋が使われていて、沖縄や台湾ではキツネノマゴ科の多年生植物の琉球藍が、ヨーロッパではアブラナ科の二年草ホンバタイセイが使われていて、地域によって様々です。
もっとも現在は藍染料の成分であるインディゴが容易に化学合成できるので、天然の植物染料を使った藍染はごく一部しか残っていません。

落語でも藍染職人が登場する紺屋高雄がありますが、日本では遅くとも奈良時代には藍染の技術が定着していたとか。真偽のほどは別として魏志倭人伝に書かれている卑弥呼が献上した布は藍染だったという解説もありました。

水戸黄門などの時代劇でも市場に流通可能な藍玉が登場するので知っていましたが、その原料の蒅(すくも)は知りませんでした。

1時間ほど滞在してから徒歩10分余りの東京オペラシティーアートギャラリーへ。企画展「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」と所蔵作品展「守山友一朗 MORIYAMA Yuichiro」を鑑賞しました。
写真展は1950年代60年代80年代の東京の写真があって興味深かったです。桂離宮の細やかな写真もありましたが、この写真を撮るために京都の俵屋旅館(現存)に1か月滞在してその請求書が実家へ。父親が土地を処分して支払ったものの勘当されたとか。1泊2食で6万円ほどなので今の価値で200万円くらいの請求書が届いたのでしょうか。今も昔も異才の方々は庶民とは感覚が違うようです。

守山友一朗の画はリビングに飾っておきたいと思うくらい私の趣味にぴったりでした。
https://www.operacity.jp/ag/exh235.php

15日なので幡ヶ谷のダイエーでお買物してから帰宅。途中、南台商店街でしばらく閉まっていた鶏肉店が久しぶりに開いていたので嬉しくなって焼売を買って帰りました。なんでもご主人3か月ほど入院されていたとか。商店街のお店が徐々に消えていくご時世。本当に良かったと思いました。

ぐるっとパス、この日は2施設で1700円回収したので、累計で2900円。既に元は取りました。

明日は、西武球場でナイター観戦なので国分寺の殿ヶ谷戸庭園と小平の平櫛田中彫刻美術館を訪れる予定です。
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東京ミュージアムぐるっとパス [芸術]

2020年版は2200円。一部休館中の施設や、事前予約が必要な施設もありますが、ほぼほぼ利用できるようになってきたので10月13日から使用開始しました。有効期限は12月12日までとなります。

初日は新橋エリアへ。パナソニック汐留美術館で、分離派建築会100年展を訪れました。写真や模型での展示ですが、京都帝国大学楽友会館と京都帝国大学農学部正門の写真展示もありました。いずれも現存しているので在学中も存在していたわけですが、楽友会館は学生には敷居が高くて、学科のイベントで一度だけ招待されたようなあやふやな記憶が。1998年に国の登録有形文化財に指定、2010年に改装されていますが、いずれも卒業してから随分と経っているので、当時はさほど貴重さが実感できていませんでした。レストランがあり、ランチは1000円程度で食べられるようなので機会があれば訪れてみましょう。
京都大学HPより:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/rakuyu/
農学部正門は、百万遍交差点からは南門より遠い位置にあるので、在学中も通ることは少なかったと思います。とはいえ数十回は通っているはずです。住んでいたのが御蔭通り沿い(恐ろしいことに当時のアパートがそのまま現役)でしたから、北門を利用することが多かったような。単なる門(守衛室付き)なので意識したことは全くありませんでしたし、よもや戦前の建造物とは思ってもみませんでした。
京都大学HPより北部構内マップ:https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_n.html

展覧会では思いもよらない遭遇があるものです。

ぐるっとパスとは関係ありませんが、旧新橋停車場鉄道歴史資料館で開催中の走るレストラン~食堂車の物語~へ。こちらは入場無料ですが、時として興味深い企画展が開催されています。
食堂車の歴史に関する企画展で、私が食堂車を利用していた1980~1995年頃の展示がなかったのが残念ですが、1972年の寝台特急あさかぜ下関行きの食堂車の東京→下関の映像が興味深かったです。来年2月7日までの企画展で入場無料ですから、ご興味のある方は是非。

汐留のつるまるうどんでランチ。フジオフードの株主優待券です。

そのまま浜離宮庭園へ。今は都営の庭園ですが、江戸時代は将軍家の別邸でした。広々として雑木林や中の島に茶屋がある潮入の池があり、鴨場も2つ残されています。茶屋では抹茶もいただけます。(和菓子付きで850円)
海にも面していて、園内にも乗り場がある水上バスが出入りしたり海上保安庁の小型船舶が入ってきたりしています。ベンチが並んでいるので、海を眺めながらため込んでいた日記を書いていました。船以外にも水鳥が海に潜ったり、魚が跳ねたりと何かと賑やかです。お花畑ではコスモスが咲き始めていました。2時間近く滞在して徒歩15分ほどの芝離宮庭園へ移動します。途中の銀杏並木で銀杏を10個ばかり拾いました。洗って干してから炒って秋の味覚を楽しみましょう。

芝離宮庭園は江戸時代初期に当時の小田原藩主大久保氏の屋敷が起源で明治時代に有栖川宮家邸を経て芝離宮に。かつての潮入の池は周囲の埋め立てにより、淡水化。浜離宮庭園よりもこじんまりとして四方を高層ビルに囲まれた少し閉塞感を感じてしまう庭園です。池の水の管理も浜離宮庭園と比べると劣っています。ただ、誰でも時間貸しで利用できる弓道場があるのが特筆すべき事項でしょう。
閉園時刻を30分残して16時30分に出ました。

本日は800円+400円(両庭園セット券)で1200円分回収できました。



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博物館へお出かけ(東京メトロ24時間券を使って) [芸術]

以前は東京メトロの普通回数券・時差回数券・土休回数券を使い分けていましたが、新型コロナウィルスの影響ですっかりお出かけが減ってしまい、時差券だけ購入して土日も含めて利用。それ以外はSuicaか24時間券での利用をしています。
9日は、いずれも年間パスポートを所持している国立科学博物館(13時20分)、東京国立博物館(14時30分)を事前にネット予約して、お昼前に東京メトロ24時間券でお出かけ。方南町から赤坂見附乗換で上野広小路まで。すかいらーくの株主優待券が使える御徒町駅近くのから好しで唐揚げ定食をいただきました。
国立科学博物館は地球館地下2階で先カンブリア時代とカンブリア時代の復習。カンブリア紀の前はベンディアン、その前はスターティアンと表にありましたが、Wikipediaで確認したら、現在は使われていないかもしれません。この年齢になって新しいことを覚えるポイントは一度にたくさんのことを覚えようとしないことです。
地下3階で元素周期表をチェック。高校時代日本史が得意な理系でしたが、入学試験で一番点数がよかったのは化学でした。最近、周期表をじっくり見る機会がなくて、すっかり忘れてしまっていましたが、2/8/8/18/18を思い出しました。解る人には解るので解説は省略します。
第6周期には、バリウム、白金、金、水銀、鉛などが並んでいました。胃検診でバリウム飲むときに重いと感じる理由がわかります。

企画展の時計展を見てから、日本館の1階で開催されている第36回植物画コンクール入選作品展示を見に行きました。小学6年生が描いた胡瓜(小学生の部文部科学大臣賞)があまりにも見事だったので、ミュージアムショップで今年と昨年の優秀作品集絵葉書を買い求めました。各々10枚セット200円という超お買い得商品。リピーターズパス提示で10%OFFなので20枚360円でした。

14時30分過ぎに東京国立博物館へ移動。6月上旬には閉まっていた東洋館も含めてほぼ通常に近い展示となっていました。本館1・2階で仏像、工芸、陶磁器、絵画などを見てから、法隆寺宝物館、平成館考古学資料室で土偶と銅鐸と埴輪を見てこの日は終了です。

上野から日比谷線と東西線で木場へ移動。東急レクリエーションの株主優待で10月までに映画11本見られるので、109シネマズ木場でジブリ作品【ゲド戦記】を観ました。ジブリ作品は絵が細やかできれいです。20時に終了。東西線と丸の内線で帰宅しました。

翌日は通勤時間帯を避けて7時過ぎに方南町を出て、東陽町まで。少し歩いてガストで朝ごはん。すかいらーくの株主優待券も毎年3万3千円届くので、こまめに使わないといけません。
ここからイオンスタイル南砂まで20分余り歩きました。通勤時間帯の地下鉄は避けた方が無難です。
5月の株主総会の郵送議決権行使でもらった1日限りの優待パスポート。食料品は5%、衣料品などは10%OFFになります。どうせ使うならWAONポイント5倍の10日ですね。1000円ごとに100円割引となるマックスバリュの株主優待とイオンのオーナーズカード7%キャッシュバックも併用できます。
100円ショップで購入した急須を先日割ってしまったので、美濃の急須(税込1628円)を購入。10%OFFで1294円。マックスバリュの株主優待割引券を使って1194円。後日84円がキャッシュバックされます。JMBWAONでオートチャージ分も含めてJAL36マイル付与されるので、実質1056円。結果35%割引ということになりました。衣料品と食料品も若干購入して10時半にはお買い物終了。
南砂町から方南町までメトロで帰宅しました。
今回は600円の24時間券で、①方南町→上野広小路242円 ②上野→木場199円 ③木場→方南町242円 ④方南町→東陽町242円 ⑤南砂町→方南町242円 と1167円分乗車しました。
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国立博物館再開 [芸術]

国立博物館(東京・奈良・京都・九州)と国立科学博物館が6月2日から再開。東京の二館はネットでの事前予約制なので、6月4日11時20分に国立科学博物館、13時30分に東京国立博物館を予約して行ってきました。平日ということもあってどちらも空いていました。
国立科学博物館はリピーターズパス(年間パスポート)は表記はそのままで4ヶ月間有効期限を延長ということで、9月28日まで有効な私のパスは来年1月28日まで使えることとなりました。パス提示で2回目からは無料で借りることができる音声ガイドは貸出中止。タッチパネル式の展示解説も使用中止で消化不良になりがちです。この日覚えたのは5億4千万年前と2億5千万年前。古生代(カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・ペルム紀)の始まりと終了=中生代(三畳紀・ジュラ紀・白亜紀)の始まりです。6500万年前(中生代の終わり)は元々覚えていたので、地質学の年代ポイントは抑えました。
国立博物館メンバーズパスはどこの博物館で発行されたかによって取り扱いが異なります。東京と奈良発行のものは96日間延長ですが、臨時休館中に有効期限を迎えたものは一律9月6日まで延長。京都発行のものは3ヶ月間延長。私が持っているのは東京国立博物館発行で3月22日まで有効なので9月6日まで5ヵ月以上延長されました。ちなみに京都国立博物館で購入した場合は6月22日まで延長となるので大きな違いですね。
本館1階の一部と法隆寺宝物館の1階と平成館の考古学展示室のみの開館でした。これで通常の常設展価格1000円は少し割高かもしれません。ちなみに京都と奈良は割引料金となっています。

昼食はすかいらーく株主優待券を使って御徒町のから好しで唐揚げ定食をいただきました。
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往年の名指揮者 [芸術]

コロナストレス対策にはクラシック音楽ということで眠っていたCDをパソコンに挿入して聴いています。
最初にカールベーム指揮ウィーン交響楽団演奏のモーツアルト作曲交響曲40番&41番。これまでの人生で一番多く読んだ小説が田宮虎彦著「足摺岬」なら、一番多く聞いた曲はモーツアルト交響曲40番に間違いありません。どちらも10代の頃からのお付き合いです。
詳細はこちらで(7年前のブログ)
https://kirakira-mtf331.blog.ss-blog.jp/2013-06-04

高校生の頃、クラスメイトが「ベームもカラヤンも長くあるまい」と言っていましたが、ベームは1981年、カラヤンは1989年に亡くなっています。昭和の時代によく聴いたバーンシュタインは1990年、30年以上前に他界されているのですね。ロリンマゼールは2014年に亡くなっています。

歌劇「魔笛」のタミーノを演じていたペーター・シュライアは昨年12月に亡くなられました。1935年生まれで2000年の魔笛が最後の舞台。
「フィガロの結婚」でスザンナを演じていたルチア・ポップ(1939年生)は1993年に病で亡くなられています。

十数年前までは、上野の東京文化会館まで数万円のチケットのオペラをたまに観に行ったものですが、コロナ騒動で海外からのオペラ公演は当分無理でしょうね。10万円いただいたら、オペラのチケットに充てたいと思います。

寄席も映画館も復活が待ち遠しい。
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相田みつを美術館 [芸術]

先月末以来臨時休館が続いている美術館&博物館。水天宮前のミュゼ浜口陽三ヤマサコレクションが再開したので南桂子の版画を見てきました。教科書を含めた本の表紙や挿絵にも使われています。ここは一連のコロナウィルス騒動とは関係なく長期閉館していました。
お散歩を兼ねて有楽町の東京国際フォーラムまで歩いてみました。やはり街中の人は少ないです。東京駅の大丸は臨時休業。コロナウィルスの影響大きいです。
ずっと開館している相田みつを美術館も訪れました。いつも何かひとことを持ち帰るのですが、この日は一枚の写真が気になりました。先日まで第二ホールに展示されていたであろう「運慶作興福寺無著菩薩立像」 先日新宿駅西口でお見かけした托鉢僧と雰囲気が似ていらした。あのお坊様は菩薩の化身かもしれません。
http://www.mitsuo.co.jp/museum/news/#hotokeuchu
20日にちひろ美術館再開予定ですが19日に予定されている政府の会見次第。
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ぐるっとパスが使えない [芸術]

1月22日から使い始めた東京ミュージアムぐるっとパスですが、政府のイベント自粛要請を受けて先月末から美術館・博物館・動物園が次々と閉館&閉園へ。3月2日に確認したら開いていた ちひろ美術館にお出かけしようと思っていたら、知人から「今日空いてる?」メール。ちひろ美術館の帰りにココス中野店で合流と一度は返信したものの、念のため、HPで確認したら、3月4日から閉館になっていました。

国立博物館も15日までの閉館を当面延長、多摩六都科学館も月末まで延長。来週はぐるっとパスであちこち回ろうと予定していましたが、使えそうにありません。一応30か所以上は回ったので元は取れています。

ごはんの場所を、初台のココス西新宿店に変更して、2時間ほどあれこれおしゃべりしていました。半年ぶりの再会でしたが、お元気そうで何より。

ちょうど京王百貨店の閉店時刻だったので、新宿まで歩き、ますのすしを割引価格で購入して帰りました。

明日は、これを持って新宿末廣亭へお出かけします。
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奈良国立博物館 お水取り特別講座 [芸術]

春の風物詩、東大寺の「お水取り」、テレビなどで見たことはありますが、詳細は知りません。
2月8日(土)、奈良国立博物館主催のお水取り特別講座を受講してきました。

きっかけは奈良国立博物館のHPでの案内。1月7日午前11時からHPでの受付開始、先着40名とのことで、スマホを持たない私は、札幌のネットカフェから申し込みました。11時にスタンバイして手続したのに申込番号は15番。ぼーっとしていたら危ないところでした。

2月6日(木)
この日は移動日。交通費節約でバスタ新宿から高速バス昼行便で京都駅へ。クーポンなど使って3960円でした。関西在住の友人と六角通富小路の最近流行りの立ち呑みのお店へ。この日はユニゾ京都烏丸四条に株主優待で1040円で宿泊しました。

2月7日(金) 
チェックアウト後、烏丸通のコメダ珈琲店で朝食。株主優待を使ったので無料です。10時に京都国立博物館で、宇治在住の大学の同級生と待ち合わせ。2時間余りかけてひととおり見学しました。 京都駅地下街のシジャンで韓国料理のランチ。こちらは元気寿司の株主優待券を使いました。
同級生とは京都駅で別れて、近鉄で奈良へ移動。株主優待乗車券がありますが、この距離で使うのはもったいないのでsuicaで乗車しました。
JR奈良駅前のホテルにチェックインしてから、奈良国立博物館へ。お気に入りのなら仏像館を見てから、新館のお水取り特別陳列へ。翌日の予習です。
東大寺二月堂のお水取りは、正式には修二会(十一面悔過法)。天平勝宝4年(西暦752年)から令和に至るまで1260年以上の間、一度も欠かすことなく太陰暦の二月に執り行われてきた伝統行事です。
(参考)奈良国立博物館HP
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2020toku/omizutori/2020omizutori_index.html
この日は20時までの夜間会館。19時過ぎまでじっくり見学しました。

木造建築物の中で松明の火の粉をまき散らすという大変危険な行事で、江戸時代寛文7年(西暦1667年)には実際に失火により二月堂が全焼、絶対秘仏の本尊十一面観音菩薩像2体(大観音及び小観音)も被災しましたが、金銅仏であったことで焼失は免れて補修して翌年従前の規模・様式で二月堂が再建された際に収められたとのこと。この時に破損した大観音の光背残片(明治34年重要文化財指定)が、なら仏像館に展示されています。現存する二月堂はこの時に再建されたもので国宝に指定されています。
国宝に指定されている木造建造物内で大きな松明が振り回されるという異例の行事ともいえます。

この日の夕食は、JR奈良駅前の松のや。松屋フーズの株主優待券で。

2月8日(土)
10時に奈良国立博物館へ。十一面観音菩薩像光背とお水取り特別陳列を見て最後の予習を済ませました。マクドナルドの株主優待券でランチを済ませ、12時に講堂で受付開始。この際に博物館のチケットが必要ですが、私は国立博物館メンバーズパス(年間パスポート)があるので実質無料。
12時30分から特別講座。最初は東大寺長老による講話。ご自身の体験も踏まえて興味深いお話をいただきました。30分ほどのお水取りの解説映像を見てから、展示室へ移動して、学芸員の解説付き展示見学。
15時に東大寺二月堂へ移動。東大寺は何度となく訪れていますが二月堂は初めてです。博物館からは徒歩10分余り。最初に東大寺を開山したした良弁僧正像を祀った開山堂へ。普段は閉ざされた扉を特別に開け、参拝させていただきました。
閼伽井屋と湯屋を外側から見学。一般公開されていない食堂(修二会の期間中に練行衆が食事をとられる場所)の中も見学できました。
最後に二月堂へ。こちらも通常は入ることができない内陣手前の礼堂に正座し焼香もさせていただきました。
16時過ぎに終了。博物館に戻ると17時近くになっていました。
総じて通常では立ち入れない場所に臨場し、お水取りを体感できる素晴らしいイベントでした。来年も受講したいものです。

大阪へ移動し、在住の友人夫妻とフジオ軒で夕食。フジオフードサービスの株主優待券が役立ちました。この日は友人宅にお泊り。

2月9日(日)
高速バス昼行便で大阪から池袋へ。こちらも4000円。

京都も奈良も観光客が少なくて過ごしやすかったです。
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東京ミュージアムぐるっとパス [芸術]

10月26日から使い始めた東京ミュージアムぐるっとパス、最後の2日間は…動物園

12月24日(火)
自宅から30分ほど歩いて井の頭線西永福駅へ。吉祥寺へ向かいます。10時過ぎに井の頭自然文化園に着きました。コンパクトな動物園と北村西望の彫刻園がセットになったところ。ぐるっとパスの施設の中では私のお気に入りのひとつ。
10時から11時30分までは、モルモットふれあいコーナーでモルモットを膝の上とかで触ることができます。上野動物園や多摩動物公園ではお子様向けイベントで大人は傍から見ているだけですが、ここは入園者もさほど多くないこじんまりとした動物園なので、平日であれば大人も安心して参加できます。人に慣らしたモルモットちゃんなのでお膝の上でじっとしています。暖かくていい気持ち。20分ほど癒されていました。
リスの小径へ移動します。囲われたエリアにリスが放し飼いされています。定められた通路以外は人が入れないのでリスも安心。とはいえ、中には好奇心旺盛ないたずら好きリスもいるので、じっと立っていると足元からリスが上ってきます。この日はダウンの中に潜り込んできてフリースとの隙間でもぞもぞとしていました。それから肩の上で遊んで最後に挨拶代わりに耳をかじられました。(笑)

ぐるっとパスで入場すると動物園と少し離れた水生動物園&鳥類園との行き来が自由なので、一度抜け出して、徒歩数分の山本有三記念館へ。一時期山本有三の住まいだった昭和初期の洋館もよい雰囲気です。

お昼ごはんは自然文化園を通り過ごして吉祥寺駅近くの「おひつや」ですき焼き膳をいただきました。これで12月末期限のフジオフードシステムの株主優待券を使い切りました。

井の頭自然文化園に戻って、13時30分から15時までのモルモットふれあいコーナーで再びモルモットに癒されました。リスの小径にも寄ってみましたが、ほとんどのリスがお家に帰ってしまったようで午前中と違って遊んでもらえませんでした。
彫刻館と野外展示されている彫刻をゆっくり見てから水生動物&鳥類園へ移動。オオサンショウウオとかカイツブリとかアオサギを観察しました。

映画「日日是好日」の影響で和菓子好きになったので、吉祥駅ビルで和菓子を買ってから井の頭線で西永福へ。前から気になっていた青果店で『バナナ3袋99円』の張り紙。10個150円の国産キウイと1パック150円のミニトマトと一緒に買って帰りました。

10月25日(水)
東京メトロ24時間券を購入。方南町から赤坂見附乗換で九段下へ。日本武道館はオリンピックに向けて工事中。傍らを通り抜けて東京国立近代美術館工芸館へ。本館と違って明治43年の歴史的な建物に、明治以降の蒔絵、螺鈿、織物、陶磁器、彫金などの作品が展示されています。

竹橋から東西線と銀座線を乗り継いで上野広小路へ。吉池8階にあるロンフーダイニングでお昼ごはん。株主でもあるJBイレブンが経営する炒飯と麻婆豆腐のお店です。

不忍池の端に建つ台東区立下町資料館へ、企画展で、吉原の風景が精緻な小物と人形などで再現されていました。

弁天門から上野動物園西園に入ります。いつもは表門から東園に入るので少し新鮮。西園は不忍池に面していてキッズ向けイベントが開催されるスペースがあります。ワオキツネザルとアイアイを見たら寒くなりました。動かないことで有名なハシビロコウもいますが、寒いので動くまでじっと観察するのは無理。暖房が効いている爬虫類館もあるので、中でワニやトカゲを見ながら暖まります。

いつも東園には歩いて移動しますが、モノレールは老朽化で運航休止中でした。ちょうどアジアゾウが宿舎に帰る時間で、飼育員さんに竹箒で体をお掃除してもらった後、前の象の尻尾を長い鼻で掴んで一列になって帰っていきました。
こんな寒い日でもパンダは大人気で50分待ち。受付終了15時45分。私としては、50分並んでまで見るべきものとは思えないので、私が好きな鳥類を中心に見て回りました。

16時も過ぎると寒さも強まるので上野動物園を退出。銀座線に乗って三越前で半蔵門線に乗り換えて押上まで。
10分余り歩いて、今回のぐるっとパス最後となるたばこと塩の博物館へ。1890年代からのポスター展開催中。印刷博物館でも見たことがある天狗煙草のポスターとかありました。
重要文化財に指定されている絵画「南風」を描いた画家・和田三造がデザインした昭和7年発売の麗という細長い口付き煙草が、おしゃれなパッケージで今でも人気が出そうな感じでした。
参考:https://www.lsando.com/oldcigarette/oldcigarette14.htm
右下画像が麗

今回はぐるっとパスで68か所の施設を回りました。定価の2200円で計算すると1施設当たり33円。
実際は、都営でぐるっとパス 都営交通1日乗車券2枚(1400円相当)付き2870円で購入していますから、(2870-1400)÷66≒22 ということで1施設当たり22円で美術館・博物館・文学館・動物園・植物園・プラネタリウムをたくさん回らせていただきました。


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12月22日のお出かけ [芸術]

消費増税前に購入しておいた東京メトロ240円区間の土休回数券、最後の1枚を使って三越前まで。242円が実質171円ほどで済みました。

10時の開館時刻に合わせて三井記念美術館へ。東京ミュージアムぐるっとパスで無料入場できます。今回の展示会は、明治20年に明治天皇への献茶会で使われた茶道具などが展示されています。展示されている国宝・丸山応挙作雪松図屏風も当日使用されたとか。
映画『日日是好日』の影響で、茶道具・掛け軸などへの興味が深まりました。志野茶碗とか堆朱とかなんとなく判るようになってきました。

1時間余りで退出、中央通りを京橋方向へ歩きます。途中八重洲地下街に立ち寄り昼食。今月末期限のフジオフードシステム株主優待券が3000円分残っていました。串とうどんのお店で鮪漬け丼とうどんのセット693円をいただきました。500円分は株主優待券での支払いです。

地上に戻り、鍛治屋橋通りの国立映画アーカイプへ。映画の歴史の常設展とポーランド映画ポスターの企画展をみました。ここもぐるっとパスで無料入場できます。

中央通りに戻って銀座方向へ少し歩き、ビルの4階にあるデリス銀座店へ。フジオフードシステムが経営しているフルーツタルトのお店。食べ放題もやっていますが、今日はテイクアウトにします。フルーツタルトとチーズのタルトの2ピースで1608円と結構なお値段。株主優待券がなければご縁のないお店ですね。株主優待券の残りが1000円となりました。

数分歩いて、有楽町、東京国際フォーラムにある 相田みつを美術館へ。ここもぐるっとパスで無料入場。たまに訪れると心が落ち着きます。この日は「人間、慣れは禁物。初心忘れるべからず」を学びました。

有楽町から新宿三丁目まで地下鉄。サンマルクカフェでお茶してから歩いて帰りました。
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