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服飾博物館 [芸術]

以前のようにぐるっとパスで2か月間に50ヵ所以上回ることはやめ、10月14日は休養日にして、10月15日(木)歩いて行ける新宿エリアの施設を2か所訪れました。

14時過ぎに自宅を出て新宿までお散歩。磯丸水産でいつものお刺身定食。この時間になると空いているので安心です。同じ磯丸水産でもお店によってお刺身4点盛りの種類や小鉢の内容が違うので面白いです。この日の新宿南口店は、鮪2種類と鯛と鰤でした。小鉢はコロッケとマカロニサラダ。SFPホールディングスの来月末期限の株主優待券まだ6000円残っています。

徒歩数分で服飾博物館。学校法人文化学園が母体の博物館で常設展示はなく、年に何度か企画展が開催されます。現在は10月2日~12月18日の会期で世界の藍。藍染の衣装のほかに藍に関する基本知識の展示もあって勉強になりました。日曜日休館は知っていましたが、現在は祝日を除く火木金土曜日のみの開館です。知らずに訪れましたが木曜日で助かりました。

日本で藍染に使われるのはタデ科の一年生植物の蓼藍ですが、東南アジアではマメ科の低木である台湾駒繋が使われていて、沖縄や台湾ではキツネノマゴ科の多年生植物の琉球藍が、ヨーロッパではアブラナ科の二年草ホンバタイセイが使われていて、地域によって様々です。
もっとも現在は藍染料の成分であるインディゴが容易に化学合成できるので、天然の植物染料を使った藍染はごく一部しか残っていません。

落語でも藍染職人が登場する紺屋高雄がありますが、日本では遅くとも奈良時代には藍染の技術が定着していたとか。真偽のほどは別として魏志倭人伝に書かれている卑弥呼が献上した布は藍染だったという解説もありました。

水戸黄門などの時代劇でも市場に流通可能な藍玉が登場するので知っていましたが、その原料の蒅(すくも)は知りませんでした。

1時間ほど滞在してから徒歩10分余りの東京オペラシティーアートギャラリーへ。企画展「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」と所蔵作品展「守山友一朗 MORIYAMA Yuichiro」を鑑賞しました。
写真展は1950年代60年代80年代の東京の写真があって興味深かったです。桂離宮の細やかな写真もありましたが、この写真を撮るために京都の俵屋旅館(現存)に1か月滞在してその請求書が実家へ。父親が土地を処分して支払ったものの勘当されたとか。1泊2食で6万円ほどなので今の価値で200万円くらいの請求書が届いたのでしょうか。今も昔も異才の方々は庶民とは感覚が違うようです。

守山友一朗の画はリビングに飾っておきたいと思うくらい私の趣味にぴったりでした。
https://www.operacity.jp/ag/exh235.php

15日なので幡ヶ谷のダイエーでお買物してから帰宅。途中、南台商店街でしばらく閉まっていた鶏肉店が久しぶりに開いていたので嬉しくなって焼売を買って帰りました。なんでもご主人3か月ほど入院されていたとか。商店街のお店が徐々に消えていくご時世。本当に良かったと思いました。

ぐるっとパス、この日は2施設で1700円回収したので、累計で2900円。既に元は取りました。

明日は、西武球場でナイター観戦なので国分寺の殿ヶ谷戸庭園と小平の平櫛田中彫刻美術館を訪れる予定です。
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