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江戸東京たてもの園 夜間開園 [エンタメ]

11月23日(土)勤労感謝の日、江戸東京たてもの園が20時までの夜間開園でイベント盛りだくさんということでお出かけしました。

丸の内線で新宿まで。Suicaで購入した土日回数券を使うと実質120円。西武で花小金井へ。株主優待乗車券も持っていますが、ここで使うのはもったいないので、金券ショップで土日券を買っておきました。往復で100円以上の節約。

花小金井駅には12時過ぎに着きました。夜間開園の受付は16時30分からなので、まずは徒歩20分ほどの多摩六都科学館へ。ぐるっとパスでプラネタリウムも1回見ることができます。13時10分の回を予約。プラネタリウムを見てから、図書室へ。かなり立派な日本の歴史全集が置いてあったのですが、図書の整理があったようで、無くなっていました。科学館らしく科学や天文に関する図書主体になっていました。宮沢賢治の銀河鉄道の夜の最終形と初期形の2つを漫画にした本を読みました。興味深かったです。
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784030148307

すかいらーくの株主優待を使って花小金井駅近くのジョナサンでごはんしてから江戸東京たてもの園まで10分余り歩きます。丁度夜間開園の受付が始まったところ。入り口で懐中電灯を受け取って入園します。今回のお目当ては、雷門小助六による落語。古民家の大広間で17時30分と19時の2回。17時から整理券配布ということで、雨の中少し早めに列に並びました。
無事に整理券をもらって、そのまま会場の西川家の大広間に入ります。畳敷きの大広間に高座が作られ座布団が並んでいました。前から2列目の特等席に陣取りました。
演目は古典落語の抜け雀。一文無しの画家が宿賃の代わりに描いた雀5羽、朝日を浴びると画から抜け出して窓から外へ飛び立ってから再び画に帰るという珍品で、この画見たさに客が殺到。無銭飲食された宿屋が繁盛することに。
しばらくたって、画家の師匠である父親が宿を訪れてこの画を見てひとこと。「この画には抜かりがある。このままでは飛び疲れて死んでしまう。」 翌朝、雀が画から抜け出た一瞬に止まり木のある鳥籠を描くと、雀は鳥籠の中の止まり木へ。
更に後日、最初に雀を描いた画家が訪れ、宿の主人からこの話を聞き、画業に嫌気がさして放浪して勘当された身であった当時、知人の口添えで家に戻る途中に雀を描いたことを話します。宿の主人から「画業に戻って親孝行できたじゃないですか。」と言われて、「いや、とんでもない親不孝者だ。親を駕籠かき(鳥籠描き)にしてしまった。」

その昔、駕籠が交通機関の一つであった時代、強盗まがいの駕籠かき(俗にいう雲助)が存在して恐れられていたことから、駕籠かき=卑しいものということを知っていないと落ちが解らないわけですが、小助六師匠、枕で上手く説明していました。落語初心者向けを意識された見事な高座でした。

外に出たら、19時の回の整理券がまだ残っていたのでありがたくいただきました。少し時間がありますから、屋台コーナーでミネストローネ300円で暖まってから、農家吉野家の囲炉裏端でボランティアスタッフの方と昔話を楽しみました。囲炉裏の火もよいものです。

19時の回の演目も古典落語の井戸の茶碗。
http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/idonotyawan.html
こちらも楽しく笑えて清々しい高座でした。入園料(私の場合ぐるっとパス)だけで、抜け雀と井戸の茶碗を聴けるなんて、ラッキーな一日でした。

紅葉のライトアップもきれいでした。KC4B0142.jpg

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