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文化の日 [芸術]

コロナ禍で中止されていた文化の日の美術館・博物館の無料開放が再開。竹橋の東京国立近代美術館と上野の国立西洋美術館に行ってきました。いずれも通常500円の常設展が無料で観覧できます。

有効期限が迫ってきた東京メトロ土休回数券を使って九段下まで。日本武道館の側らを通って国立東京近代美術館まで。武道館では全日本剣道選手権大会が開催されていました。途中無料で入場できる国立公文書館の企画展も気になりましたがこちらは次の機会に。

無料ということでいつもよりは人は多めですが、午前中ということもあり思ったほどの混雑はありません。3年ほど前からぐるっとパスでの無料入場ができなくなったのでそれ以来の来館。4階展示室突き当りの目立つ位置の大きな騎龍観音は変わらず展示されていました。常設展示とはいえ定期的に展示品の入れ替えをしているのでいつも見られる絵もあれば初めてお目にかかる作品もあります。藤田嗣治の大作【アッツ島玉砕】は終われて新たにノモンハン事件を描いた【哈爾哈(ハルハ)河畔之戦闘】が展示されていました。藤田は戦時中に軍の要請で戦争に関わる絵を数多く描いていて戦後このことが原因で日本を離れてフランスで活動するようになります。本人の積極的な意思ではなく戦時下の大半の日本人の言動に迎合しただけと推察しますが、結果的に貴重な画家が海外へ流出することに。
それと古賀春江の海はいつ見ても飽きません。昭和初頭にこのような斬新な絵が描けるのは才能でしょう。
参考:http://blog.livedoor.jp/a_delp/2018-09-02_KogaHarue

河合玉堂、小林古径、横山大観、下村観山、岸田劉生などなど著名画家の作品を多数見ることができるおすすめの美術館です。

お天気もよかったので、上野の国立西洋美術館まで小一時間お散歩しました。途中神保町では歩道に古書の露店が出ていて大混雑。株主優待券が使える上野の磯丸水産でランチしましたが、こちらも感染症対策としてはかなり危険な状態。数日後の新型コロナウィルス感染者数急増が予感されます。

上野という場所柄か、国立西洋美術館は無料入場券の発券のために長蛇の列。20分ほど並びました。常設展は中世から近世の宗教画が中心。モネやルノワールやピカソの作品もありました。モネの作品は多かったです。藤田嗣治の作品も1点展示されていました。こちらはいわゆるフジタホワイトと称される乳白色の婦人像。

個人的見解としては、東京国立近代美術館の方がおすすめです。

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