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四十余年ぶりの立石寺(山寺) [旅行]

会社員時代の上司からJR東日本株主優待券(4割引)をいただいたので、山形方面へ旅に出ました。
初めての山形新幹線でかみのやま温泉へ。数室しかないレトロな温泉宿で1泊。あくまでも個人的な感想ですが、不眠症によく効きそうな温泉でした。それほどよく眠れました。
2日目は在来線で山寺。芭蕉が奥の細道で「閑かさや岩にしみいる蝉の声」の名句を読んだ立石寺を四十余年ぶりに訪れました。前回訪れたのは高校生の頃。夏休みに仙台の祖母の家を訪れた時に一人で出かけました。その頃は信仰心もほとんどなく仏像にも興味がありませんでしたから、ただ登るための場所という認識。小学生のころ母に連れられて初めて登った時に長い滑り台を見つけたら、母が「昔むしろを敷いて滑ったことがある」と教えてくれました。十分に滑ることができる状態でした。使用を中止して間もない頃だったので草木に埋もれることもなく目立っていたのだと思います。ペットボトルも缶コーヒーもない時代、瓶飲料のケースを背負って登る学生アルバイトの姿が目立っていました。門前の食堂で食べた筍ご飯が美味しくて、なめこが3つ入った味噌汁も記憶に残っています。高校生の時にも一人で筍ご飯を食べたような記憶があります。
今回は目についたお堂は全てお参りしました。五大堂から山寺の街を見下ろしてから下山。途中、滑り台を探してみましたが見つかりませんでした。使用中止から50年ほど経っていてすっかり草木に埋もれてしまったのでしょう。山に分け入って丁寧に探索すれば遺構が見つかるかもしれません。
とはいえ、かつての印象とはすっかり変わってしまって少しがっかりしました。子供の頃の思い出は、そのままにしておいた方がよいこともあります。筍ご飯を食べたお店がどこだったか思い出せませんでしたが、一軒だけ筍ご飯220円の札を貼ってあるお店がありました。がっかりしそうな予感がして寄りませんでしたが。
仙山線で仙台に移動して駅近くの安ホテルに泊まっています。
明日はwillerの高速バスで帰京します。
仙山線山寺駅から見上げた五大堂です。
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