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新宿末廣亭4月下席6日目 [新宿末廣亭]

今月末期限の友の会入場券が1枚残っていて、緊急事態宣言中であっても寄席は日常生活に必要なものという位置づけで、新宿末廣亭は開いているので行ってきました。
林家ぺーがお休み、彦いちの代演で駒治が出演予定ということでこの日を選択。

【昼の部】
開演前には高齢のお客様中心に16人でしたが、その後若いお客様が続々と来場して50人を超えました。緊急事態宣言後の方が客数増えています。美術館・博物館もほとんどの映画館も閉まっていて他に行くところがないことと、昨日テレビニュースで寄席は開いていると報道されたことが影響した感じ。

前座駒平の道灌。無難に話せてはいますが、伝わってくるものがありません。まだまだ修行不足。
小駒の不精床、小せんの猫と金魚、馬石の堀の内、と淡々と進んでいき、翁家社中の太神楽。久々に和助小花の夫婦共演を見ました。息もぴったり、伝統的な太神楽に今風の工夫を凝らして魅力いっぱい。

彦いちがお休みで駒治が代演のはずなのに、なぜか彦いち登場。本人代演を頼んでいたことを忘れて来てしまったとか(失笑)。馬石が堀の内を演じた一因かも。以前にも池袋演芸場のトリで同じ過ちを犯した経験がおありとか。駒治目当ての私としては困惑しましたが、彦いちは早々に降りて、鉄道唱歌の出囃子とともに駒治が高座に上がりました。やれやれ。鉄板鉄道ネタと思いきや、鉄道ネタを含んだ小学生の作文の新作落語。駅名を連ねた都都逸。キレが今ひとつだったような。

万窓の稽古屋風景はよかった。
夢葉の手品に続いて志ん弥の目薬、正雀の紀州、正楽の紙切りに続いてお目当て春風亭一朝。この日は太鼓腹。何回も聞いたことがある演目ですが、一朝が話すと飽きません。

ここで中入り休憩

ぎん志の町内の若い衆、笑い組の漫才。それからお目当ての一之輔。枕でも聞き手を惹きつけます。演目は桃太郎。

円太郎の太閤記、紋之助の曲ごまに続いて主任は左橋。演目はあまり聞かない百川。聞き取りにくい訛りを理解できるレベルに聞かせる技術が難しそうなお話。もう少し聞き取りやすく話してもらった方が笑えたような気がしました。


【夜の部】
お客様は20人スタートでしたが、30人は超えたような。

前座は美馬で子褒め。まだまだですが素質はありそうです。
前座で上手い!と思ったのは、昨年二ツ目に昇進した三遊亭ぐんまくらいかなぁ。思わず「上手い!」と声を掛けたことがあります。

遊京の手紙無筆、三味線のあずみは近来節、扇蔵は親子酒。
左竜は粗忽長屋、林家ぺーの代演でニックスの漫才。一生懸命が伝わってきました。
文蔵の寄合酒は聴きごたえがありました。
正月興行の狛犬のイメージが強いしん平は初天神。
広和の奇術に続いて、はん治は妻の旅行。これは桂文枝が三枝時代に作った新作落語。

ここで中入り

百栄はよくわからないうちに終わってしまい、小猫の物まね。
扇好は短命。三三のしの字嫌いは、あまり聞かないお話で上手く演じたので久々に真剣に聴いてしまいました。柳家三三、侮るべからず。
仙志郎・仙成の太神楽の代演で楽一の紙切り。
夜の部主任は扇遊で干物箱。久しぶりに聴く演目でした。

思いの外、お客様が多かったので、しばらくの間、新宿末廣亭はお休みします。次回は花緑目当てに5月18日あたりで。連休中はステイホームに心がけます。
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